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地域通貨の課題

地域通貨には実に様々な形があり、明確な定義がないため制度設計や導入が難しいという問題があります。
また、地域通貨の運用にあたっては、以下のような課題が挙げられます。

導入課題

・導入に際して法的な知識が必要
・通貨の流通や預かり金の精算など管理が複雑なため運用にはノウハウが必要
・通貨の不正利用や偽造リスク対策が必要

運営課題

・自治体だけでなく、地域のサービス事業者を巻き込むことで、地域通貨が貯まる場所や貯める手段の構築が必要(発行量の増大)
・発行した地域通貨を利用する手段、利用できる場所の開拓が必要(交換先の拡大)
・利用者への啓蒙活動が必要(参加者の拡大)

特に運営課題である「発行量」「交換先」「参加者」の拡大については、各々の課題に関して、積極的な解決施策を打たないと、地域通貨の循環を妨げることとなり、効果の最大化をはかることが難しくなります。

発行量 貯める場所が限られるため、貯まりにくい。 交換先 交換先が限られるため、貯めるモチベーションが保てない。 参加者 参加者が少ないので、貯められる場所も交換先も増えない。“発行量”と“魅力的な交換先”を積極的に増やす事で、“参加者”を増やし、 「流通量」を増やす事ができるかが、浸透するための重要な鍵。

自治体負担(発行量)の最適化

現在、自治体の予算は、かつては助け合いで賄えてきた、老人介護や地域ぐるみでの子育てなどに充てられ、業務委託費用として自治体区域外の大手事業者などに流出してしまうケースが非常に多くなっています。これらの費用を、区域内の個人や企業・商店に効果的に配分することで、地域内での価値の循環を図ると同時に、自治体のスリム化(自治体負担の軽減)を図ることが可能となります。このような助け合い(報酬)を評価するツールとして、「地域通貨」を発行することで、地域内での循環を促すことが実現できます。また、この結果、将来的に重い自治体負担も軽減され、地域通貨の課題である「発行量の増大」を解決することにもつながります。

このため、互酬の仕組みを最大限踏襲する「地域通貨」を発行することで、全国で使える通貨(円)と名異なり、地域内での循環を促すことが実現できます。
また、この結果、将来的に重い自治体負担も軽減され、地域通貨の課題である「発行量の増大」を解決することにもつながります。

現在 自治体、区域外、地域内個人・商店(互酬) 本来あるべき姿 自治体 区域外 地域内個人・商店(互酬)
互酬を超えてコミュニティ全体で循環する地域通貨である事が重要です。

地域通貨成功の鍵

地域通貨を成功に導くには、通貨としての価値を高めることが非常に大事な要素になります。
そのため、「発行量」を増やすことでより多くの人に使われるための仕組みと、魅力的な「交換先」や「交換手法」などを増やすことで、日本円よりも地域通貨のほうが魅力的でなければなりません。

成功の鍵① 流通量の増加

地域通貨の発行量を増やす仕組みの導入

地域通貨(ポイント)の発行主体や対象サービスを、自治体主導のものだけでなく、商店街の店舗や学 内ボランティア、ボランティアやエコ活動まで、「産・学・官・民」一体となって利用できる仕組みの構築により 利用者が地域通貨を手にする機会を増やすことができます。

地域通貨の交換先(利用場所)を増やす仕組みの導入

利用者の生活動線を考慮し、地域にある多くの飲食店や小売店などで、地域通貨(ポイント)の利用が 行える必要があります。また、買い物だけでなく、NPO法人への寄付や行政サービスの支払い手段として 利用ができることで、地域内でのより多くの循環を生むことができます。

交換した地域通貨が新たな発行に結び付く仕組みの導入

地域通貨を利用した分の一部が、地域で利用可能なポイントなどで変換される仕組みを導入することで、 地域内での消費に限り、「日本円<地域通貨」という構図が形成され、地域通貨を貯めたくなる(使いたく なる)ような動機形成を生むことができます。

また、他にも以下のような点に留意する必要があります。

成功の鍵② 安定した運用基盤の導入

地域通貨を簡単に利用できる仕組みの導入

利用者や利用加盟店にとって、地域通貨の発行や使う方法が面倒な仕組みでは、いかに発行手段や利用 場所を増やしても、利用推進することができません。そのため、老若男女問わず、誰もが簡単に利用できる 機器や媒体の導入も重要な要素です。

地域通貨の管理を安全に運用できる仕組みと体制の構築

地域通貨の仕組みを担うインフラが不安定な状態では、安心してサービスを利用することができません。 また、多数の顧客情報を扱うケースも多いため、セキュリティ対策を万全にするとともに、高い可用性を持った ITインフラの利用が不可欠です。

偽造や不正利用を防ぐ仕組みの導入

地域通貨の媒体(カード・紙券など)が偽造されたり、地域通貨が不正に付与されないように強固なセキュリティ対策が施された媒体や決済・ポイント付与端末の採用が有効です。

発行量を増やす。地域通貨ポイントはいいことに対する報酬。飲食店・美容院・クリーニング・個人商店・チェーン店、学内ボランティア・学内エコ活動・謝礼、給付金・補助金・子育て支援金・シニア向け支援金、地域イベント・NPO・ボランティア・エコ活動、高齢者福祉・障害者福祉・道路清掃・パトロール・国際交流・IT・まちづくり・人権・文化・リサイクル・エコバッグ利用 など  魅力的な交換先を増やす。地元での購入や商品交換に使う、NPOなどに寄付する、行政の支払いに使う、電子マネーに交換する。流通が拡大し、好循環する仕組みを構築

地域通貨の成功シナリオ